2008.01.26 Saturday
C6シート
シートについて
納車以来、自分にもっとも適したドライビング・ポジションを探るべく、ほとんど運転するたびに微調整を繰り返しているが、どうもピタリとキマらない気がする。
シート位置は低いほうが好みなのでそうしているけど、そのポジションにすると、なんとなく腰に"クル"ような気がしてしまう。
おそらく原因は、あまりに自由自在に調整できすぎるせいかもしれない。
と言うと矛盾しているようだけど、例えばメルセデス的な、「ある程度ご自分の体に合わせたら、こんな感じが最適なんだからこれで運転しなさい」的な、シート設計者からの暗黙のメッセージが伝わってこないと言うか。
メルセデスのシートを"オヤジの膝の上"に例えるなら、C6のシートは"ハハオヤの膝の上"という感じ。前者が"不器用な信念"、後者が"どこか緩い許容"というか。
あちこちで書かれているように、確かにC6のパンと貼られた革シートは、ドイツ車的でどこか"居づらい"気もする。(ハハオヤは共働き。「自分でチンして食べなさい」みたいな。よけい分かりづらい?^^;)
そういうアプローチで来るなら、メルセデスのシートような、「任せとけ」的な説得力というか、ドライバーがあれこれ悩まなくてすむように、ある程度の"提案"が欲しかった。
だって、ステアリングの前後上下も含めて、好きなように、ほとんどどんな角度にも数ミリ単位で微調整ができてしまうんだもん。(例えば小柄な女性のためには、いくらでもと言っていいくらい、そうとうシート位置を高く出来る)
優柔不断のボクみたいなタイプは、いろいろいじっているうちに、果たしてどれが自分にとって最適なのか、わけが分からなくなってきて、不安になってしまう。
ところで、2通り登録できるシートポジションの空いているほうには「乗降時ポジション」を設定することにした。
どういうわけかC6は乗り降りがしにくい。たぶんシートとドアの開口部の位置関係の問題だと思うけど、自然にドライビング・ポジションを設定した状態からドアを開けて降りようとすると、どうしても、"ヨッコラショ"になってしまう。
そこで、シートを適度に後ろに下げ、シート高さを適度に持ち上げて、ハンドルを最大まで引いて、最大まで高いところに上げるポジションを、シート設定"2"に登録しておくと、ワンタッチでイージーな乗降ができるということを発見した。
乗るときも降りるときも、ボタンを押して自動的にシートやハンドルが一斉に動く様は、サンダバード○号のコクピットみたいで、なんとなくカッコイイし、ますますC6が近未来の乗り物みたいな感じがして楽しい。